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2015年01月の記事 (1/1)

京都~♪中山六本木~♪

京都~♪大原三千院♪

じゃねーが、京都~♪中山六本木♪の3連休の事を少々。

土曜日朝一で、先輩馬主と新人馬主と京都に向かい馬券三昧の一日を過ごし、特に京都の最終でモンラッシェの単勝・馬連でしこたま儲けさせてもらって気分良く日曜日の関係馬出走に向けての軍資金作りに成功した。モンラッシェと言えば、浦河の吉澤ステーブルの社長吉澤氏の持ち馬。芝で好走をしていたが、育成当時からモンラッシェに関してはダート馬という評価で、ダートに使ってきたらしこたま賭ける!と決めていた馬なんだが、今回がまさに初ダート戦。休み明けで、初ダート。人気になるわけもなく美味しいレースなワケだ。それにしても強い勝ち方をしたもんだ。あの勝ち方なら、上のクラスに行っても通用しそうなだけに次のレースも楽しみだ!おそらく、吉澤ステーブルの職員の皆さんもしこたま儲けたんじゃないだろうか?

ま、そんな美味しい土曜日を過ごし、翌日に控えた出走馬の応援のために八坂神社にお参りし、取りあえずおみくじでは大吉をツモり、前祝よろしく祇園の割烹でドンちゃん騒ぎ!という流れで、明らかな二日酔いで日曜日を迎えたんだが、それにしても祇園の割烹での飯は美味かったなぁ。

河豚の白子を贅沢に裏ごしして、こんぶ出汁と少々の酒と混ぜ合わせ、まるでチーズフォンデュを思わせるようなスープを一枚の銅から叩いて作り上げた銅鍋に入れ、河豚の身をその芳醇なスープに絡ませしゃぶしゃぶで戴く。なんて美味い食い物なんだ!河豚の白子の濃厚でいてまろやかなスープに河豚の身の歯ごたえがあわさって、俺の脳天をぐちゃぐちゃに刺激してくれた。それでいて、東京のミシュラン☆獲得店の半分くらいの料金で飲み食いできる素晴らしい割烹を紹介してもらった。

しかも、その店主。
なんと、京都とは縁もゆかりもない俺の中学の隣の中学出身と言う事で、話も非常に盛り上がった。
京都の祇園で、最高のメシを食っていたらそこの店主が地元の先輩だった。
なんと言う縁、なんという巡り会わせだろう。
これは、なにやらいい流れで日曜日を迎えられるぞ!とテンションをあげて次の日も京都競馬場に乗り込んだわけだが、ぶっちゃけ飲み過ぎたな・・・。ビールに始まり、ヒレ酒行って、冷酒行って、次の店移ってシャンパン飲んで、ワイン行って・・・次の日の朝飯なんて全く食えなかったもんな。

関係馬は不利を受けて負けるし、馬券も、前の日飲み過ぎてまともに検討もしてなかったからズブズブに負けるし、俺の予感とは裏腹にヒデー目にあったわ・・・(苦笑)

まぁ、競馬なんてそんなもんだろうし、そうそううまくいかないわけで、それが楽しくて馬なんかを走らせてるわけだからちょっとやそっとのことで心なんて折れてたら、馬主なんてやってられないわけだ。

とはいうものの、月曜日には中山に乗り込む予定だったので、意気消沈しながら新幹線にのって東京に帰ってくる訳だが、まぁ馬主仲間達のタフな事・・・。二日酔い、寝不足、関係馬の敗北、馬券の敗北、という4重苦の中、明るい明るい(笑)

新幹線の中で、ドンちゃん騒ぎが始まったとおもったら、なんだか飲み足りねーからお好み焼きでも食いに行こう!
と言う事になり、東京駅に着くやいなや行きつけのお好み焼き屋へ直行。

つまり、月曜日の馬券検討をする時間もこれで消滅したわけだ。
一度飲み出すとブレーキがついてない暴走機関車なお方達なわけで、結局日曜日の夜も2時過ぎに解散。
もうね、めちゃくちゃですわ。のど元まで、あの~お二方ともやっぱり馬鹿なんですか?って言葉が出かけたからな。

月曜日は朝8時から先輩馬主を迎えに行き、中山競馬場へ向かったわけだが、何度も通っているはずの道を間違える・・・というアホなスタートで、縁起でもねーな・・・と思っていたんだが、考えうる中で最高の結果が待っていた。

まぁ、土曜日から殆ど寝ないで、移動→馬券→飲み→関係馬出走→馬券→移動→飲み→関係馬出走→馬券と遊びに遊んでいた訳で、もう結果なんて野となれ山となれと言う状態だったのだが、結局、儲かったなぁ!という最高の週末になったわけだ。

そこからが、この馬主仲間のキチガイな所。
俺と先輩馬主と新人馬主と3人の会話。


通「いやぁ、なかなか最高の三連休になりましたね!」
新「通君や先輩馬主のおかげで楽しめたよ!」
先「まぁ、メインから後のレースではひどい目にあったけど、今週はなかなか儲かったよね!」
通「そうですね。これだけめちゃくちゃなスケジュールだった割には、今週はいい事づくめだったんじゃないですかね。」
新「ほんとだねぇ!じゃぁこれから祝杯でも上げに、かるくメシでもいきますか!」
先「はぁ?軽く祝杯?なに言ってんの?今日はこのまま麻雀行こうよ」
通「マジですか?ぶっちゃけ金曜の夜から今日にかけて皆さんほぼ寝てないじゃないですか?大丈夫なんですか?」
新「あ!その流れもいいね~!先輩馬主さん、今週みんなが儲けた分の争奪杯という感じで、麻雀ステークスでもしちゃいますか!」
先「そうそう!そういうこと!遊ぶ時はとことん遊ぶ!俺だって明日、10時から打ち合わせあるけど、この流れは遊ぶべきでしょ!」

マジか・・・
そうそう!そういうこと!って、どういうことだよ・・・。

なんなんだこの人達は・・・
それにしても、タフだ。俺もたいがいタフなほうだとは思っていたが、この人達のタフさは異常だ。
この流れの最後に麻雀ぶち込んでくるか・・・。
しかも、なんだよ、争奪杯って・・・
あんたら、今週いくら儲かったとおもってるんだよ・・・。
そんなもの争奪って、俺のレートとはあわねーんだよ・・・。

ん?
待てよ・・・?

ステークス制で争奪杯って事は、俺は俺の儲け分を出せば良いだけだから、俺の持ち出しが一番少なくて済むじゃねーか!しかも、別に馬券やら賞金やらで儲けた金だから、そもそもの持ち出しは全員ゼロか!

って事は、1000点いくら・・・とかではなく、全員の儲け額を場に出して、それを1着2着3着4着で再配分しちまおう!っていうレースになるわけだよな・・・。

マジか。
これは美味しいぞ。
寝不足で先輩馬主も新人馬主もボケちまってるのか?
俄然やる気になってきた!

通「それじゃ、あと一人面子はどうします?」
先「あ、俺の後輩呼ぶから大丈夫だよ!いつもの六本木の雀荘でいいよね!」
通「ところで、飯は食わないんですか?」
先「あぁ・・・メシ?そうだね、じゃー香妃園で鳥煮込みそばでも食ってさくっと雀荘行こうよ!」

流れは決まった。
半荘12回目か8時間経過した時点でラス半荘。
終わるのは3時頃か。
これなら、一番若い俺が有利だ!

ということで、午後7時、麻雀スタート!

みんながみんな寝不足だから、チョンボの数が半端無かったわ・・・
俺も、当たり牌見逃し3回に、リーチの際に切ろうとしてた牌の隣の牌を切ってリーチしちまってノーテンリーチをかけちまうという凡ミス1回の合計4回もミスったからな・・・。

とはいえ、結果的には総合1位を強奪できて万々歳だったわけだ(笑)

まぁね。
4回目の半荘でね、国士ツモった時点でね、俺の勝ちはほぼ確定したね(笑)
いやぁ、3連休締めくくりの麻雀で国士ツモるかね(笑)

ということで、京都~♪中山六本木~♪てな感じで狂ったように遊んだ週末だったわ~。

じゃーな!

この物語はフィクションです。
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推定35歳。

競馬の時間だ!

今週はシンザン記念&フェアリーS&3日間開催!
GIシリーズも終わり、金杯も終わったということで、しばらくはにわか競馬ファンが減る時期でもあって、いわゆる養分が少なくなり、常連組み同士でのガチの金の取り合いの季節に突入!という楽しい冬競馬シーズンに突入したわけだ!冬競馬といえば、2月には勇退される調教師も数多く居るし、おいしい馬券ネタには事欠かない季節。今年は、白井調教師が引退される訳で、また一人無骨な職人調教師が居なくなると思うと非常に寂しくなる。様々な人間模様が繰り広げられて、晩年の成績はイマイチといわざるを得なかったが、白井最強の名をほしいままにしていたあの相馬眼が衰えたわけでもなく、引退したらゆっくりと白井師の競馬哲学でも教えてもらおうかな・・・と思っている。

って・・・
お前、なに何事もなかったかのように普通にブログ更新し始めてるんだよ・・・

とおもったそこの読者!

お久しブリーフ(笑)

いやぁ、ちょっと昼寝でもするかな・・・
と思ってたら、えーーーーもう年明けちゃったの?ってな具合に2015年を迎えてたわけだが、秋のGIシリーズどうだった?

俺はほぼ毎週どこかの競馬場でシコシコ馬券買ってたんだけどよ、それなりに楽しめたわ!
そんなこんなで2015年一発目の競馬って事で中山競馬場にも居たわけよ。金杯の日の中山競馬場の馬主席のボックスシート近辺にいた人ならわかるとおもうんだけど、スゲー気持ち悪い客が居たんだわ・・・。ソイツの佇まいと立ち居振る舞いを見てたら、こりゃブログでネタにしてやらねーとイカンな・・・と思ってこのブログの存在を思い出したわけで、今回のブログ再開は、その気持ち悪い客のおかげ!という事でもある。最近では、ブログを書いていたことすら忘れてたからな(笑)

それにしても、アイツ、気持ち悪かったな~

席に座っていたわけじゃないから、どこぞの誰かから通行証でも貰って馬主席エリアに入ってきたやつだと思うんだが、馬主席に居た殆どの人間が失笑する・・・という類稀な空気を放ちやがったからな。

そもそも、馬主席ってのは、そこに陣取っている人たちは、馬主仲間であるのと同時に、ライバルでもあるわけで、しかも、紳士のスポーツなんて事も根底にあるのが競馬な訳で、自分の馬が好走していたとしても、それなりに周りに気を使いながら、GIでもない限りレース中に「差せゴラ~!」なんていう叫び声を上げるお方も少ないわけで、たとえ腹の中で「その社台の馬つぶせ!」とか思っていたとしても声には出さねーし、持ち馬が勝っても「しゃー!ざまぁみろ!500万の馬で、1億の高馬撃破してやったぜ~」なんてことも腹の中で思っているだけで、首から上の表情は「あ、すいませんね、ウチの馬なんかが勝っちゃって・・・」的な遠慮がちかつ高貴に喜ぶ余裕を感じさせながらレースを見る・・・という暗黙のルール的なものがあるわけで、そんなどす黒い、京都伝統の本音は表に出さない・・・的な空気が流れているのが馬主席な訳だ。

そんな、空気感を一人でぶち壊す、メガネ、七三分け、スーツに毛糸のチョッキ、ズボンの裾はなぜか短め、ウォーキングに最適!とでも言われそうなへんな黒い靴、そして、まるで俺はプロだぜ!的な空気感をかもし出そうとでもしているのか、アスクルかなんかで買ったクリップボードに新聞を挟み、TMやどこぞの馬主の馬係のような雰囲気をかもし出させていた推定35歳が、事もあろうか中山7Rのレース終盤にとてつもないでかい声で・・・

フランシス!フランシス!GO!フランシス!フランシス!と、残り2ハロン、走る馬の一完歩ずつにあわせる様に、そしてモノスゲーでかい声で、ベリー騎乗のマドリードカフェの応援を始めた。どうみても、マドリードカフェの馬主関係者には見えない。もし俺の知り合いが、馬主席にスーツに毛糸のチョッキを着て現れたら、絶対に知らない人の振りをする。一緒に歩きたくはないし、知り合いだとおもわれたくもない。それこそ、紳士服の青木にでも連れて行き、着替えさせる事から始めなきゃならねー。

これは、もう競馬どころではない。本馬場とその奇妙な男とを交互に見ながら、1着でゴールしたマドリードカフェの脚色よりも、その瞬間の彼の顔色の方が気になり、最後はずっと彼を観察していた。

フランシス!フランシス!GO!フランシス!フランシス!フランス!フランシス!GO!Go!ヨシ!フランシス!ヨシ!あっ・・・ヨシ・・・。

え?嘘?コイツ一回どさくさにまぎれて「フランス」って言わなかった?
フランシス・ベリーはアイルランドの人でフランス関係ねーし、馬名のマドリードはスペインだし、一体全体何なんだよこいつ・・・。
しかも、ベリー勝ったのに、最後の小さくつぶやいた「あっ」はなに?ツッコミどころ満載じゃねーか!


応援している馬の騎手のファーストネームを、道中推定40回は連呼するほどの状況で、もしその馬が1着に入線したら、この馬主席初参戦といった推定35歳の彼にどんな事態が巻き起こるのか楽しみにしていた。にもかかわらず、「あっ・・・」とつぶやいた後、彼は非常にスマシた顔でガッツポーズもせず、小さく「ヨシ!」とつぶやいて、スタスタと内股気味の歩様でその場から去っていった。

あ、アイツ凄い内向気味の歩きだな・・・
なんてことを無意識に思いながらも、俺の脳裏には・・・

うそだろ・・・

その勢いなら「よっしゃ~!見たか!はいどーん!」くらいの雄たけびを上げながら、ヲタ芸よろしく「ロマンス・PPPH」あたりを踊り出しても良いんじゃねーのか?とおもっていたので、相当拍子抜けしたと同時に、ある疑念が浮かび上がってきた。

アイツ・・・
ヒモ抜けしてんじゃねーか?

勝ったフランシス・ベリー騎乗のマドリードカフェは3人気。
ジワジワ追いあげてきてハナ差3着に負けたサヴァティアーノが1人気。
2着に入線したのは8人気のヴィルトグラーフ。

やりやがった。アイツ絶対に馬単で買ってて、マドリードカフェだけしか見てなくて、サバティアーノの足取りなら最後させると踏んでて、マドリードカフェが折角勝ったのに、サバティアーノが差せずに3着だったからこその「あっ・・・」に違いない。その上で、我に返り、一応ベリーが勝った事をアピろうとして、とってつけたように最後に「ヨシ!」って付け加えたが、俺はその時の魚の死んだような目とうつろな表情を見逃さなかったぞ。

おまえ・・・
外しただろ・・・(笑)

そこで、性格の悪い俺は足早にその男の後をついていってみた。
並ぶのか?払い戻し窓口にお前は並ぶのか?
なんで、お前はパドックの方にスタスタと歩いていくんだ?
並ばないのか???

ハイ並びませんでした。
俺のプロファイリングせいかーい(笑)

その後も、その彼は、レース間近になると、席の近くに立ち、必死に騎手の名前を連呼していた。
ロマンスやPPPHを繰り出す事は無いものの、もうその光景たるや秋葉原の地下アイドルでも応援するかのような上質な空気感をかもし出しており、あまりにも色合いが違う空気にその近辺に居た馬主の殆どがドン引きしていたのは言うまでもない。中でも彼に真後ろで叫ばれている席の歳食った馬主と若目のいかにもな女のカップルに至っては、目立ちたくないのに、彼のせいで思い切りみんなからの注目の視界に入ってしまい、なんともバツの悪そうな照れくさい雰囲気をかもし出していた。

あ、不倫ね!

と、誰もがわかってしまったのは言うまでもない。

もしかして推定35歳は裏ミッションでも有って、その不倫カップルを別れさせる為に仕事を依頼された「別れさせ屋」か?などと想像を掻き立て引き続き観察をし、メガネの奥の瞳になにか裏の人間の匂いでも感じるかとおもったのだが、相変わらず死んだ魚のようなうつろな目をしていたのと、その風貌があまりにも目立ちすぎている事から、こんなバレバレなヤツ誰も雇わないか・・・と自分の想像を打ち消した。

それでも、金杯が始まる頃には、もう何かのBGMか?と言えるような柔和な空気感が馬主席に漂っており、推定35歳の彼が、9Rの1人気エビスグレイトの鞍上デムーロ弟をクリスチャン!クリスチャン!クリちゃん!クリスチャン!うっ・・・と、大騒ぎしながらも完全に外した事も、7Rであれだけ応援していたベリー騎乗のラブリーデイの名前が金杯のレース中一回も呼ばれなかった事も、気にして注目しているのは俺だけで、周りの大人たちは、彼を完全に意識の外にはじき出し、居ないものとして扱っていた。

本来、クリスチャン!クリスちゃん!クリちゃん!うっ・・・、なんてうめき声出されたら、テメーセンズリか!くらいのツッコミがどこかから出てきてもおかしくないのに、だれもそんな下品なツッコミを入れない。まぁ、実際にはクリちゃんとは言ってはいないんだが、もうおかしくてそう聞こえてしまった俺の方がおかしかったのだろう。

これか・・・
見なくて良いものを、聞かなくていいものを、完全に消し去る術を持った大人の集団。
本当の黙殺というのはこういうものなのか!
と知った瞬間だった。

某日本最大手牧場の総帥なんかは、自分の所の生産場が勝っているのに、重賞以外は興味ねーんだよ・・・的にレースも見ずに席で寝ている!という大らかさで、自分の牧場の生産馬まで黙殺してしまうほどの器のでかさだ。

正月早々、こんな器のでかい人達をたくさん見られて、わざわざ中山競馬場まで足を運んだ甲斐があったと思ったわけで、このブログで珍獣にからまれ一喜一憂している俺があまりにも小さく感じたのは言うまでもない。

という事で、俺もこのブログの存在自体を黙殺してきてしまったわけだが、推定35歳の彼のおかげで思い出したので、2015年の冬競馬も気が向けば更新しようかな・・・とおもっている週末の昼下がりなのである。

という宣言だけして、めんどくさいから予想は書かない(笑)

以上!

今年もよろしく~!

じゃーな!